つるむらさきに毒性はある？副作用や食べ方も解説

つるむらさきは栄養豊富な野菜として知られ、その健康効果が注目されています。しかし、時折その安全性に関する疑問が持ち上がることもあります。

つるむらさきには本当に毒性があるのでしょうか？また、副作用の心配は必要なのでしょうか？ここでは、つるむらさきを安全に楽しむための情報をお伝えします。

つるむらさきには毒性はある？

つるむらさきは、アジアの熱帯地方が原産のつる性植物です。日本では昔から染料として利用されてきており、野菜として食用になったのは比較的最近です。

つるむらさきは、ほうれん草を上回る栄養価を持ち、特に緑黄色野菜の中でも高い評価を受けています。

この野菜には、カロテン、ビタミンC、ビタミンB2、カリウム、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。これらの成分は、私たちの健康を支えるために非常に重要です。

つるむらさきには「毒性はない」というのが結論です。なぜ毒性があると心配されるのかというと、つるむらさきが「モロヘイヤ」と間違われているからです。

モロヘイヤの種子や茎には、ストロファジンという毒素が含まれており、これを摂取するとめまいや動機、吐き気などの症状が現れることがあります。

しかし、つるむらさき自体には毒性は確認されていませんので、安心して食べることができます。

つるむらさきを食べ過ぎると、シュウ酸の摂取が多くなりすぎる可能性があります。

シュウ酸は尿路結石を引き起こすことがありますが、毎日500gから1kgを生で食べる場合に限られます。

通常の食事であれば、その心配は少なく、また、茹でることでシュウ酸の含有量も減少します。

一日にどれくらいのつるむらさきを食べるのが適量かという明確な基準はありませんが、一束程度であれば問題ないとされています。

栄養価の高いつるむらさきを、適量を守りながら健康的に楽しむことができます。

つるむらさきは、その栄養価の高さから多くの人に選ばれる野菜です。生で食べることができるかどうか、そしてどのような食べ方がおすすめかについて解説します。

つるむらさきは生で食べることが可能ですが、そのまま食べると、ほうれん草や小松菜と比較して少し食べづらいかもしれません。

特有の苦みや土っぽさを感じる人もいるため、生での摂取が苦手な方は、水にさらすことで食べやすくなります。

つるむらさきの苦みは存在しますが、食べ方に工夫を加えることで生でも楽しむことができます。

茎の部分は硬いため食べにくいので、柔らかい葉だけを選びましょう。

つるむらさきは、ビタミンCやビタミンB2、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれていますが、加熱するとこれらの栄養素が減少してしまうことがあります。

そのため、栄養を最大限に享受するには生での摂取が推奨されます。

味の強い食材、例えばベーコンと組み合わせることで、苦みが気にならなくなります。以下のレシピを試してみてください。

材料
- つるむらさき：1束
- ベーコン：2〜3枚
- オリーブオイル：小さじ1
- ニンニクチューブ：少々
作り方
1. つるむらさきの茎と葉を切り分け、大きな葉は半分に切ります。
2. フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコンをじっくりと焼きます。
3. お好みでニンニクを加え、香りが出たら火から下ろします。
4. つるむらさきの葉を皿に盛り、上から焼いたベーコンをトッピングして完成です。