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てへんに句と書く「拘」の読み方は?意味や使い方も解説

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「手へん」に「句」から構成される「拘」の読み方が分からず悩んでいませんか?
「拘」という漢字は何気に日常的に使われる場面の多い漢字です。そこでこの記事では、「拘」の読み方や意味、使い方、そしてその成り立ちについて詳しく見ていきます。
ぜひ参考にしてくださいね。

てへんに句と書く漢字「拘」の読み方

  • 部首: 手(てへん)
  • 音読み: コウ
  • 訓読み: かかわる、こだわる

 

てへんに句と書く漢字「拘」の日常での使用例

漢字「拘」は、音読みと訓読みで異なる意味を持ち、さまざまな文脈で用いられます。次に「拘」の使用例を3つ挙げてみるので参考にしてくださいね。

  1. 拘束(こうそく)
    • 意味:自由を制限すること
    • 使用例:「彼は会社の規則により、労働時間が厳しく拘束されている。」
  2. 拘留(こうりゅう)
    • 意味:犯罪容疑者などを一定期間、警察署や拘留所に留め置くこと。
    • 使用例:「容疑者は警察によって48時間拘留された。」
  3. こだわる(拘る)
    • 意味:特定の事柄に対して強く執着すること。
    • 使用例:「彼はデザインに非常に拘るため、新しいプロジェクトの進行が遅れがちだ。」

これらの例は、「拘」が持つ「制限する」「留め置く」といった基本的な意味と、「こだわり」という意味を示しており、日常生活や法的な文脈で多用されることを反映しています。

 

てへんに句と書く漢字「拘」の成り立ち

「拘」という漢字は、「手」と「句」の組み合わせから成り立っています。「句」の部分は、元々は屈屍(クッシ、死んだ人が体を曲げて横たわる形)を示す象形文字です。

この意味から発展し、「句」は曲がること一般を表すようになりました。

  • 句兵(コウヘイ): 曲がった形の武器
  • 句爪(コウソウ): 曲がった爪を持つ鳥

また、文末を表す「。」も句点(クテン)と呼ばれ、「、」が曲がって「。」になった形です。

 

「手」と「句」の組み合わせ

「拘」の漢字は、文字通り「手で捕まえる」「句(曲がる)」の意から、圧力をかけて自由を奪うという意味になります。

このように「拘」は、その成り立ちを知ることで理解が深まり、興味深い学びが得られます。

 

訓読みでの「拘」の解説とその意味

訓読みでは、「拘」は以下のように使用されます。

  • 拘(かか)わる
  • 拘(こだわ)る

「かかわる」という表記では、一般的には「関わる」「係わる」と同じ意味で「関係する」とされます。

しかし、「拘わる」の場合は、「こだわりを持つ」という独自の意味があります。

この用法は、個人のこだわりや執着を示し、そのこだわりが個人の自由を制限しているとも解釈できます。

この観点から訓読み「拘」を「自由を奪う」という意味で捉えることも可能です。例えば、以下の用例を見てみましょう。

朱子学の入門書である「近思録」において、「一に拘するを要せず」という表現があります。

これは、「一つの事柄に過度にこだわる必要はない」という教えであり、「拘」が「こだわり」として使われています。

 

まとめ

この記事では、「拘」の音読みと訓読みの解説を行いました。音読みでは「拘留」や「拘束」など日常的に使用される単語があり、その意味は直感的に理解しやすいです。

一方、訓読みは「こだわり」という意味があり、これを知ることで漢字の理解が深まるでしょう。

漢字の学習では、成り立ちや読みの違いから広い視点での理解を目指すことが重要です。

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