「箸の持ち方が悪いと育ちが悪い」
しばしばインターネット上で話題になりますよね。
これには賛否両論あり、何が正しいという事は決まっていませんが、礼儀や作法、マナーなどの見解から、「箸の持ち方が汚いと育ちが悪い」「家庭環境が悪い」「躾が悪い」と言われる事がある様です。
では、早速見ていきましょう。
箸の持ち方が汚いとなぜ良くないと言われるのか？
箸の持ち方は、食事に関する事です。
例えば、食事の席で同席していて、相手があまりにも汚い食べ方をしてた場合に、食欲が減退することがあるとします。
こういう場合、「食事のマナーがなっていない」と言われますが、箸の持ち方が汚いというのも、人によっては、「食事のマナーがなっていない」と思う様なんですね。
マナーに関しては人それぞれ感じ方も違いますし、細かくいうとかなり厳しい面もあるのは確かですよね。
大人になっても知らないマナーだって沢山あります。
ただ、食事の食べ方に関していうと、生理的なところにかかってくる分野でもあるので、この分野に関わるマナーを習得することは重要とも。
また、箸の使い方が汚いことで、自分は気にならない事でも、同席している人の気分を害してしまったり、兄弟姉妹や親、子供まで、「マナーがなっていない」と思われることもあるということです。
箸の持ち方は、気がついた時点から毎日気をつけて練習すれば、大人になってからでも治るもの。
子供に教えてあげるのは時間も根気も必要ですが、将来子供にとって、箸の使い方が汚いのは、マイナスになる事も実際多いですよね。
誰にも迷惑がかからないから。という理由で突っぱねても、それをしないという事で、マイナスになる事はあってもプラスになる事はない。という事ですね。
あくまで、マナーの点で、という部分なので人間性とは全く関係ありませんが、箸の使い方が汚いだけで、人間性まで否定される事も無いとは言えません。
また、マナー、作法の目指すところは、「同じ時間、空間を共有するもの同士がお互いに不快感を与えないために、気持ちの良い時間を過ごしてもらうために」ということを目的として気配り、気遣い、思いやりのことを言うそうです。
同じ空間にいる人に気持ちよく過ごしてもらうために。と思うと、マナーというのも美しいものだと思えてきませんか？
それに、マナーの前に、単純に、正しい箸の持ち方をするのが一番安全に食べやすいという事もあるそうですよ。
お子さんのお箸の持ち方は、教えるだけでなく、練習用のお箸を使うと身につけやすいそうです。
箸の持ち方が汚いと育ちが悪いのは本当？
箸の持ち方が汚いからと言って、育ちが悪いとは決めつけられません。
ですが、箸を使う事というのは毎日行うものです。
箸を使うのは最初はかなり難しいので、一発で出来る子供なんてほとんどいないですよね。
時間もかかるので、教えるのにも根気のいる事です。
ということは、それを、教育として取り組む家庭だったのか、そうではなかったのか。という一つの目安もあるということです。
「箸の持ち方なんてどうでも良い」という家庭であれば、他の面でもそういう面があるかもしれないという事です。
また、箸を使うというのは毎日行うことなので、その毎日繰り返される行動を、「親は全然見ていなかったのか？」「全然気にしなかったのか？」という風にも見られるということです。
箸の持ち方というのは、挨拶やお礼などのごく基本的な作法の一つだと言われているので、その基本的な「正しい躾」を学ばせてくれない残念な家庭。と思われる事もある様ですね。
ただ、それは人間性とは全く関係の無い部分ですので、人間性まで否定しない様気をつけないといけません。
ただ、家庭環境は様々です。
核家族が当たり前となった現代で、ワンオペ育児を頑張っているお母さんも沢山いますし、忙しくてずっと子供につきっきりで見てあげる事ができない事だってありますね。
そうしてあげたくてもできない。
そんな家庭もあるでしょう。
これからの時代は、箸の持ち方が汚いだけで「育ちが悪い」と言われる時代ではなくなるかもしれませんが、箸の持ち方が綺麗だと、品がよく見えたり、育ちがよく見える。
または、食事に同席して気持ちが良い。など、プラスになることは沢山あります。
同じ空間にいる人を気持ち良く過ごせるように出来るなら、それはとても素敵な事ですね。
大人になってからでも、もし自分が「箸の持ち方が汚いな」と思ったら、日々練習すれば綺麗になりますよ。
まとめ
いかがでしたか？
今回は結構シビアな話題になりましたが、「箸の持ち方」というのは、日本人の間ではしばしば話題になりますよね。
もし自分が「箸の使い方が汚い」なら、開き直ったり落ち込んだりした後にでも、「じゃあ綺麗な持ち方にするか！」と練習を始めてみると、気持ちがスッキリするかもしれませんね。
コメント